あるまじろのひとり言

日々のひとり言ブログ

ある休日の過ごし方

毎朝、目が覚めるとテラスに出て、レンガ造りの水溜めの水を汲んで花にやるのが、朝の日課です。そうやってテラスを歩いていると、愛犬のジミが後ろから少し眠そうに背伸びをして、テラスに植えてあるハーブの匂いを嗅いだ後、尻尾を振って歩いて来ます。朝日が真っ白な壁と緑の木々に反射してゆっくりとした朝の始まりです。

石造りの階段で下階の中庭に降りて行くと、毎年春先に、花を咲かせるミモザの葉が、風に揺れています。その先に見えるテーブルで、朝食です。目覚めのコーヒーを一杯、ゆっくりと空を見上げて、大きく深呼吸。“気持ちのいい朝だ“と思わず笑顔になる瞬間です。

朝食を済ませてゆっくりと椅子に腰掛けていると、ジミが散歩に行こうと私の膝の上に飛び乗ってくるので、近くの公園まで散歩に出掛けます。

午後はラウンジのソファーで読書です。最近は忙しくて買ったままになっていた、スペイン旅行のエッセイを読みながら時折、中庭を眺めていると、午後の太陽の光が小さな池の上で静かに輝いています。とても穏やかに時間が流れて、こういう時は決まってうとうとと昼寝をしてしまいます。

風に揺れたカーテンの隙間から夕日が沈んでいくのが見えます。コップに水を一杯飲んだ後、少し中庭を散歩します。そうしていると又、後ろからジミが散歩に行きたそうに付いてきます。中庭のベンチに腰掛けて少しぼおっとしていると、近所の子供達の声が聞こえてきます。今日も一日無事に過ぎていくようです。